掃除方法 > 自分にあった掃除方法を見つける
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はじめに
掃除学研究所の住まいの★健康掃除マニュアルは、「自分にあった掃除方法を見つける」ことで、無理なく長く続けることが出来、個々にアレンジしていけるようにとの思いがあります。
そのために、「掃除の方程式」や「掃除がラクになる法則」を活用した掃除方法の考え方や1例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
自分にあった掃除方法を見つける
掃除は人と建物の健康にとって、とても大切な行為です。
しかし、掃除は大変でもあり、大好きで得意な人ばかりではありません。
むしろ、苦手意識のある人の方が多いのではないでしょうか?
掃除が苦手、よくできていない、それは悪いことではありません。
なぜなら、得意不得意は人それぞれの個性でもあり、キレイや汚いという感覚もそれぞれ違うからです。
さらに、住まいの違いやライフスタイル・ステージの違いなど、個々を取り巻く環境はそれぞれ違い、変化していくものでもあるのです。
だからこそ、掃除の作業方法も一つではなく、その人にあった掃除方法やスケジュールを組む必要があるのです。
*掃除の方程式 > 作業方法の知識(掃除作業の付加条件)を参考にしてください。
お医者さんが、全ての人に同じ診断をするわけではないのと同じで、個性や取り巻く環境などの違いがあるため、それぞれの掃除基準は同じではないのです。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
掃除学で考えた場合、一つの方法論ではありますが私の仕事を例に紹介します。
実際に個人宅などで掃除のコーチングを依頼された場合、掃除を行う人(居住者・依頼者)に対してお掃除問診(カウンセリング)を行い、各家庭の環境や個性(掃除に対するタイプ)・事情についての情報を基にカルテにまとめます。
その後、掃除のスケジュールを年間(季節/月)・各月定期掃除・日常掃除に分け表にまとめます。
最後に、実際の掃除についての疑問や方法のアドバイスなどをコーチングしていきます。
コーチングのカルテや年間スケジュールは、依頼者となる個々の環境や個性などを問診(カウンセリング)して、分析結果を基に私のアイデアを取り入れて作成されるので、ここでは居住者個人が考えをまとめるための方法を紹介します。
⒈ 自分を知る
まずは、自分の掃除や衛生に対する考え方、実際行っている掃除の頻度や仕上がりについてなど、自問自答して見ましょう。
あらためて自問自答してみることで、自分がどんな掃除タイプなのかを知ることができると思います。
それが判ると、自分にあった掃除方法やスケジュールが見えてくることでしょう。
⒉ 年間スケジュールを組む
自分の掃除タイプがなんとなくでも理解できたら、次にスケジュールについて考えます。
1年を通じて掃除を考えた時、日々行う日常掃除と季節や汚れの頻度で定期的に行う定期掃除に分けることができます。
日常掃除は、掃除機がけや拭き掃除など、1日の中の限られた少ない時間で行う、簡単な掃除です。
定期掃除は、日常掃除では行わない場所や取りきれない汚れが堆積してきた場合、放置して頑固な汚れになる前に定期的に時間をかけてしっかり掃除をする感じです。
いきなり年間で考えるよりは、1日または1週間の中で自分のスケジュールと照らし合わせ、掃除に使える時間を考えましょう。
その時間の中で行える掃除(日常掃除)と、1年を通じて季節や汚れる時期などを予想し、あらかじめ定期掃除としてスケジュールに取り入れて行きます。
自分で実際行ってきた掃除経験から、何ができるのかを考えスケジュールを立てると良いでしょう。
その際、掃除に対する時間や好き嫌いなども考慮して、プロに掃除を頼む項目があっても良いでしょう。
早割やキャンペーンなどお得な時期に利用スケジュールを組むのも、賢い裏技と言えるでしょう。
⒊ モチベーションをアップさせる!
〜掃除をすると健康になる?!「健康掃除」の勧め〜
なぜ掃除をするのか?
それは健康のためでもあります。
掃除は見た目のキレイさだけでなく、人に害を与えるような汚れ(異物)を生活空間から取り除き、衛生的な環境を確保する事が1番の目的です。
例えば、住まいに起因する吸入性アレルギー原因は、掃除で軽減することが可能です!
*詳しくは 関連知識 > 掃除と健康 ・ 掃除学とアレルギー にて
掃除を行う理由が健康以外でも良いのですが、目的意識がはっきりすると作業のモチベーションも上がり、掃除が今までよりも楽しく続けられると思います。
住まいの★健康掃除マニュアル
掃除方法は無数に存在します。
それは、掃除をする人の性格や行う場所など、様々な環境が異なるからです。
しかし、掃除の方程式で考えていくと基本は同じで、実はシンプルでカンタンに行えるのです。
掃除学研究所では、掃除の方程式を基本にした住まいの掃除方法を、プロ目線から身近に購入出来る用具や洗剤を使用し、1例として紹介していきます。
そこに、作業に伴う各個人の付加条件となる、それぞれの事情を取り入れて応用していき、自分にあった掃除方法を見つけていただきたいと思います。
*掃除の理論や方程式に付いては、「基礎理論」にて紹介しています。
各掃除方法は、掃除学研究所の「掃除方法」を参照してください。
掃除を始める前に知っておきたいポイント
ポイント①
住まいの汚れを3つに分類(どんな汚れ?)
健康で快適な室内環境を考えた場合、人体に害を与えるような異物(汚れ)を、吸入性アレルギーのアレルゲンを重要視して、シックハウスについても併せて予防対策も考えると、住まいの数ある汚れの中から、「人体への危険度」と「住居の汚染範囲」などを優先して大きく3つ(個別で5つ)に分けて特定しました。
1. ホコリなど空気の汚れ
(ハウスダスト:カビの胞子や花粉、炭素粒子、タバコ煙、ペットの毛、その他)
2. 微生物や衛生害虫の発生による汚れ
カビ・ダニ・ゴキブリ まとめて解説
3. 日常生活に伴うその他の汚れ
(油・油脂性の汚れ、水アカ・スケール汚れ、その他など、日常生活にともなって発生する様々な汚れ)
① 油汚れ
② 水アカ汚れ
ポイント②
身近な便利グッズを使いこなして楽プロ掃除
一般的に「掃除は、力を入れてゴシゴシ・急いでせかせか」など、なにかと大変なイメージがあるようですが、実は、人が力を使う事はほとんどなく、急ぐ必用もないのです。
なぜなら、掃除は用具や洗剤が働いてくれるからです。
掃除のプロは、無駄な動きを減らして用具や洗剤に働いてもらうので、楽プロ掃除をしています。
そして、プロが認める身近で購入出来る便利グッズも多くあるので紹介していきます。
*詳しくは各章の説明や「住まいの掃除用具10選!:自分の掃除スタイルにあった用具を選ぶ」にて
ポイント③
住まいの掃除洗剤は基本、食器用中性洗剤1本だけでもOK?!
汚れを溜なければ、洗剤は使わない又は食器用中性洗剤でほとんどの汚れが落とせます。
実際、住まいで使用される多くの建材や設備の取扱説明書に記載されているお手入れ方法には、洗剤を使用する際には中性洗剤の使用を推進しています。
洗浄効果の優しい食器用中性洗剤も上手な使い方をする事で、洗剤の能力をフルに活用します。
また、洗浄力の弱さを補うために、有効な掃除用具を活用する事で汚れを落とします。
そして除去力の弱さは、素材への優しさでもあります。
*詳しくは各掃除方法のページや「洗剤の上手な使い方」にて
住まいの掃除はもっと楽になる!
なぜ住まいの掃除は大変なのか?
住まいには掃除がラクな家と大変な家があります。
住まいの掃除が大変なのは、住宅建築に関わる全てにおいて、掃除の専門家が関わっていない事が原因と言えるのではないでしょうか。
住まいを作った後に掃除を考えるのではなく、企画・設計の段階から掃除のことを考えて家を建てれば、今までよりも掃除が楽な家になります。
掃除方法とは掃除学でいう結果であり、その個々の方法がすべての人の掃除問題を解決できる訳ではありません。
私の考案した、「掃除の方程式」と「掃除がラクになる法則」理論を活用する事で、一般の方からプロまで、様々な分野で掃除メンテナンスが楽になるのです。
それは学問であり、だからこそ「掃除学」なのです。
キャラクター紹介
住まいの★健康掃除マニュアルでは、汚れや害虫の姿が生理的に受け付けない人もいるので、キャラクターにより解説する場面があります。
キャラクターの詳細説明は、いずれ別ページを作成して紹介したいと考えています。
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