排水口のヌメリ(バクテリア):微生物や衛生害虫の発生による汚れ -2

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住まいの掃除については、「住まいの健康★掃除マニュアル(掃除方法)」参照ください。




室内における代表的な生物汚れとして、「カビ・ダニ・ゴキブリ」と「排水口のヌメリ(バクテリア)」などが挙げられます。


1. カビ・ダニ・ゴキブリ *別ページにて

2. 排水口のヌメリ(バクテリア)



バクテリア汚れについて、掃除の方程式で考える







どこに?

キッチンや風呂場や洗面台など、排水口のヌメリや臭いが気になるという方も多いのではないでしょうか?


ネットで調べてみると、トクバイニュースと言うサイトが2018年10月に行ったアンケートによると、「自宅の中で汚れが気になる場所」の第1位が「お風呂の排水口」(54.1%)、第2位が「キッチンの排水口」(52.3%)でした(※複数回答可)。

お風呂とキッチンの排水口が悩ましい家の汚れのツートップという結果になったそうです。(https://tokubai.co.jp/news/articles/2076





どんな汚れ?

排水口のヌメリと臭いの原因は、バクテリアなのです。


バクテリアとは、細菌の集合体のことです。

ウィキペディア(Wikipedia)によると・・・「細菌(さいきん、真正細菌、ラテン語: bacterium、複数形 bacteria バクテリア)とは、分類学上のドメインの一つ、あるいはそこに含まれる生物のことである。」・・・とあります。


生物汚れには、発育条件があります。

排水口のヌメリ汚れ(バクテリア)は、湿度が高く換気の悪い暗い所を好むため、水回りの排水口は栄養(エサ)となるものも多く、繁殖条件が整っているといえます。

したがって、排水口のヌメリ汚れは、使用している限り発生し続ける汚れと言えるのです。

では、排水口のヌメリとは、なんでしょうか?


ライオン株式会社(LION)のサイト「キッチンの排水口のヌメリを増やさないためのポイント(https://lidea.today/articles/1175)」によると・・・

「キッチンの排水口には調理や食器洗いで流れた汚れや、水まわりに生息する細菌が付着しています。

細菌の一部は、乾燥などから自分の身を守るために粘着物質を生成します。この粘着物質がほかの汚れや細菌と絡み合って排水口に付着します。これを私たちは「ヌメリ」と呼んでいるのです。」


「細菌」「酵母」「カビ」と思われるものが混在し、粘着性を帯びたものと絡み合っている様子がわかります。(*画像はライオン株式会社のサイトより)




排水口に溜まる食材屑は、ヌメリの栄養となっていた!

ライオン株式会社が行なった実験によると・・・ https://youtu.be/hx93WLwJs6I

「下の動画は、キャベツの腐敗実験の様子です。左は容器にはキャベツのみを、右は容器にはキャベツにヌメリを混ぜたものを入れ、どう変化していくか観察しました。」


【方法】50mLのガラス容器に15gのキャベツの千切りを入れ、一方にのみ家庭の排水口から採取したヌメリ1.5gを混ぜ合わせる。

キャップをして30℃の状態で24時間放置したときの様子を撮影した。

キャベツのみを入れた左の容器では、キャベツの腐敗があまり起こらなかったのに対し、キャベツにヌメリを加えた右の容器では、キャベツの腐敗が早く進行しました。

右の容器をよく観察するとヌメリが増えていて、さらにキャップを開けるとツーンとするニオイも。

「この実験の結果から、ヌメリと食材が混ざると、よりヌメリを増やしてしまうということがわかりました。つまり、せっかく排水口掃除をしてもヌメリの汚れ落ちが不十分だったり、ついつい掃除を後回しにしたりしてしまうと、残ったヌメリが食べ物由来の汚れを栄養にして、どんどん増えていくということが言えそうですね。」

・・・とありました。


バクテリアの栄養で言うと、風呂場や洗面台の排水口の場合、毛髪や皮脂などがそれに当たります。

つまり、排水口のヌメリと臭いは、日常的なお掃除がとても大切なことと言えるのです。





なにを使って?



掃除用具(物理的除去力)

排水口とは読んで字の如し、水を排出する場所です。さらに、排水パイプなどが詰まらないように、ゴミ受け(ヘヤーキャッチャー含む)があります。

ゴミ受けは、ザルのように網目形状になっている物が多く、凹凸があります。

ヌメリ汚れは柔らかいので、凹凸面はブラシ類、平滑面はスポンジ類を使います。

ただし、水周りでもあり水あか汚れが堆積した場合、汚れの硬度は高くなります。(*水あか汚れについては、日常生活に伴うその他の汚れ水あか汚れ を参照してください)


洗浄剤も使うので、ゴム手袋も必要です。

洗浄剤を浸け置き湿布する場合は、キッチンペーパー(ティッシュでも可)も用意します。



洗剤(化学的除去力)

バクテリアは細菌の集まり(生物汚れ)なので、殺菌と漂白を兼ねて次亜塩素酸ナトリウム系の洗浄剤(塩素系漂白剤やカビ取り剤など)を使用します。


*今回、ヌメリ汚れの参考資料とさせていただいた、ライオン株式会社(LION)の「ルックプラス 清潔リセット」も、お薦めさせていただきます。





どのように?

ヌメリ汚れ、できれば触りたくないですよね。バクテリアは生物汚れでもあるので、はじめに洗浄剤で殺菌しておきましょう。


  1. 窓空け換気や換気扇などを起動させ、換気をします。

  2. 外せる部品は外しておきます。

  3. 次亜塩素酸ナトリウム系の洗浄剤(塩素系漂白剤やカビ取り剤など)を塗布します。液状タイプは、部品が入る容器に水をはり洗浄剤適量を入れ、浸け置きします。
    泡状になるスプレータイプや発砲タイプは、直接使用できるので便利です。
    *各洗浄剤の使用説明に従って活用してください。

  4. 水で洗い流す際、ブラシ類やスポンジ類を活用して、残っている汚れを除去します。
    この時、洗浄剤成分が残らないように、しっかり水ですすぎ洗いをしましょう。



予防ポイント

  1. キッチン排水口の生ゴミや風呂場・洗面台排水口の毛髪や皮脂など、バクテリアの栄養となる物はこまめに捨てる(除去)。
  2. 定期的な掃除の際、ヌメリ汚れをしっかり落とす。


*掃除方法の詳しくは、各場所や箇所の掃除方法にて別ページで解説しています。

植木照夫の掃除学研究所

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