基礎理論

“掃除には公式がある” 掃除学の原点

2006年、掃除学研究所 所長・植木照夫は、現場経験と衛生理論から

「掃除の方程式」と「掃除がラクになる法則」を導き出しました。

基礎理論では、この2つを軸に、掃除方法の決定プロセスと予防の考え方を解説します。


目次

はじめに (*ページ下)

第1章:掃除の方程式(別名:うえきの方程式)

第2章:どんな汚れ?「汚れの知識」

第3章:どこに?「場所・素材の知識」

第4章:なにを使って?:除去力の知識 「用具の知識」

第4章−2:化学的な除去力「洗剤の知識」 

第5章:どのように?:除去力活用法・「作業方法の知識」

第6章:掃除の方程式を使った「汚れ除去の一例」

第7章:予防の知識

第8章:掃除がラクになる法則(別名:うえきの法則)


補足情報

• 本ページの動画は、2016年に制作した動画連載企画用のものです。

• 掲載されている文章は、2017年にまとめた『世界を変える掃除学』から抜粋・再構成した最新版です。

• 本理論は、公証役場にて確定日付印を取得済み。内容の正当性と先行性を公式に証明しています。


はじめに

掃除は、最も身近で、最も理論が未確立な行為である。

掃除は、大人から子どもまで、誰もが日常的に行っている行為です。

では、あなたは掃除方法をどうやって決めていますか?

• なんとなく

• 手元にある掃除道具で考える

• インターネットで検索する

• 洗剤の説明を読む

こう問われると、意外とはっきり答えられない方が多いのではないでしょうか。

それもそのはず。

掃除には、「方法を決定するための理論的な公式」が存在してこなかったからです。

誰もが行うにもかかわらず、掃除は直感や経験則に頼るしかない分野でした。

この“理論の不在”は、社会全体にとって見過ごせない損失でもあります。


掃除が学問になれば、世界が変わる

もし掃除が、数学や科学のように基礎理論から組み立てられ、再現性を持った「学問」として確立されていれば…

健康、医療、環境、経済、防災など、さまざまな分野で大きな力を発揮できる可能性があります。

事実、私が提唱する「掃除学」はすでにその第一歩を踏み出しています。


私が掃除を「ラクにしたい」と思った理由

私は、清掃実務歴30年以上。掃除に関する国家資格を複数保有し、現場の第一線で掃除と向き合ってきました。

そんな私自身、プライベートで行う掃除はできる限り**「ラクに済ませたい」**と思っています。

できれば、そもそも汚れないようにしたい。掃除しなくて済むなら、それが一番だ。

この考え方に、多くの人が共感してくれるのではないでしょうか。

実は、掃除はもっとラクにできるし、もっと衛生的で快適な暮らしを実現できるのです。

そのカギを握るのが、「掃除の基礎理論」です。


掃除の基礎理論とは何か?

従来の「掃除学」という言葉は、掃除作業の紹介やスピリチュアルな視点が主であり、学問的基盤を持つ理論体系とは言えませんでした。

私が提唱する掃除学は違います。

• 「掃除の方程式」=掃除方法の決定=現状分析 × 作業法 + 予防

• 「掃除がラクになる法則」=汚れにくい × 掃除しやすい × 続けやすい

この2つの理論を基礎に、誰もが使える形で掃除の仕組みを体系化しました。


掃除の理論は、医療・環境・経済も変える力を持つ

掃除の基礎理論を活用すれば、

• アレルギー対策などを含む医療の分野

• SDGsにもつながる環境・公衆衛生

• 新たな価値を生む経済や商品開発の分野

社会の多くの領域を改善できる可能性を秘めています。

つまり、掃除学は「家をキレイにする技術」にとどまりません。

人の健康を守り、持続可能な未来を創るための学問なのです。


「掃除の方程式」と「ラクになる法則」から始めよう

本サイトでは、私が体系化した「掃除の方程式」と「掃除がラクになる法則」を軸に、

掃除と健康、掃除と経済、掃除と教育など、幅広い視点から掃除学の可能性を発信しています。

苦手な人でも、プロでなくても、誰もが「ラクに」「効果的に」「衛生的に」掃除できる未来を目指して──

これが、“掃除で世界を変える”という理念に基づいた、植木照夫の掃除学です。