ペットの抜け毛掃除: STEP 3 掃除開始!

(掃除の方程式:どのように? 作業方法の知識)


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1.準備

掃除を始める前に、準備をしておくことで作業効率が良くなります。

服装から始まり、整理整頓をして、掃除用具を準備しておき、換気をする事も大切です。

詳しくは、「 住まいの健康★掃除マニュアル(掃除方法)準備 」参照ください。






2. 掃除手順&方法

「掃除の基本は上から下へ」ですが、私のお勧めは始めに「空気の通り道」の掃除です。


抜け毛掃除(ホコリ掃除と同じ)は、汚れが空気中に舞いやすいので換気をしながら作業を行います。


換気を効率的に行うためにも、始めに「空気の通り道(*特に換気設備関連)」の掃除から行うと良いでしょう。


掃除手順として、空気の通り道 → 室内上部 → 室内下部 → 床面 の順番で作業して行きます。


掃除方法として、ホコリや抜け毛汚れの除去には大きくわけて4つの方法があります。


① ハタキなどを使い払い落とす(特殊なハタキで吸着除去がお勧め)


② 雑巾(水で濡らした後固く絞ったもの)などを使い拭き取る


③ 掃除機で吸い取る(場所に応じて各種ノズルを活用)


④ 粘着テープを使いくっ付けて貼り取る


などがあります。



空気の通り道

抜け毛掃除の中でも定期的に行いたい掃除箇所として、機械換気扇・エアコン・空気清浄機などのフィルターがあります。


使用頻度にもよりますが、1ヶ月フル稼働すると確実に汚れます。

少なくとも、季節の変わり目など年4回はフィルター掃除しましょう。

ブラシ類やハケ等を活用しながら、同時に掃除機で汚れを吸い取ります。


それでも落ちない汚れや油脂性の汚れが混じっている場合、洗剤(食器用の中性洗剤を薄めたもの)を活用したフィルター洗浄(水洗い)しましょう。



「空気の通り道」の掃除について、詳しくは、「空気の通り道の掃除(健康・住まいの換気 新常識!その2)」を参照してください。





室内上部

室内上部は、目線よりも高い位置の掃除となるので、高所作業と言えます。


作業には、踏み台や脚立などの補助用具が必要となる場合もあり、転落や転倒の危険性も出てくるので、注意が必要になります。


汚れを溜めなければ、伸縮式の吸着ハタキなどを使用することで、床に足をつけたまま高所の抜け毛やホコリ掃除も出来るので、安全で効率的です。



予防対策例:エアコン

エアコン吸気部に、使い捨ての外付けフィルターを装着する事で、内部フィルターの掃除回数も減り、汚れたら取り替えて捨てるだけ。

取り替え時期が判るタイプの物もあります。




室内下部

室内下部は目線より低い位置で、室内の中でも掃除する箇所や物が多いと言えます。



室内上部・下部の基本的な掃除方法として、抜け毛はホコリと同じ性質なので、

詳しくは、「居室(部屋)の掃除方法:ホコリなど空気の汚れ 編」を参照してください。




抜け毛汚染の意外な場所


カーテン下部

室内で暮らしているペットも、やはり外は気になるものです。


育つ環境や性格にもよりますが、野生の本能ともいうべき?自然の中で暮らしていた祖先の記憶なのか興味なのかは判りませんが、外の環境がきになるようです。


なので、猫も犬も外を感じる事の出来る窓近辺は、好きな子も多いと言えます。



窓と室内の間にあるカーテンは、ペットが近寄りやすい場所とも言えます。

カーテンに触れる事で、抜け毛汚染や早爪により開けようとする動作による損傷も出る場合もあります。


飼っているペットの大きさにもよりますが、その体高に応じてカーテン下部に抜け毛が付着しやすいと言えるのです。


掃除方法として、柔らかく凹凸と折り目のあるカーテンは、掃除機よりも粘着テープで抜け毛を取ったり、洗濯するのもよいでしょう。

干す時は、カーテンレールに装着する事で、干す場所を確保するのも容易と言えます。



窓サッシのレール底面も、室内外の汚れと共に抜け毛がたまりやすい場所でもあるので、カーテン掃除のついでに確認して見てください。



掃除方法は、汚れや場所が乾燥している場合、ハケやブラシ類と掃除機を併用するとよいでしょう。

詳しくは「窓 サッシ・網戸 掃除」を参照してください。



引戸底面部滑車

室内引戸の底面レール部には、抜け毛がたまりやすいと言えます。


床面にある凹凸部で汚れがたまりやすい他、近年では室内の換気システムの関係で戸の下側にアンダーカットという「空気の通り道」がある場合、戸を閉じていてもレール部に汚れがたまりやすくなります。


そして、引戸の開閉時にレールの上を通る滑車は、抜け毛を巻き込み絡みついて行きます。


引戸の動きが悪くなって来たり、年に1回は引き戸を外す等、滑車部をチェックして見るのも良いでしょう。


絡みついた抜け毛は、ピンセットなどで引き抜いたり、絡みつきが酷い場合はカーッターなどで抜け毛を切りながら除去します。




パソコン(家電類など)

実は、パソコンも「空気の通り道」に」なります。


パソコン(PC)が壊れたので分解して見ると、「これは壊れるな・・・」と感じるほど、内部はホコリや抜け毛で汚染されていました。


原因は、PC内部を冷却させるための給気ファンが付いているため、機械的に外部の空気を通気口からPC内部に送り込む、いわば換気扇がついているのです。


これは、家電製品の発熱を冷却するもので、PC以外でも同じように通気口がある機械類は同じような現象が起こり得ます。


さらに、家電類は静電気も帯びやすいので、家具類に比べホコリや抜け毛は付着しやすいと言えます。



日常の掃除方法としては本体だけでなく、特に通気口部分や凹凸の多い配線部やスイッチ類など、ブラシノズルの掃除機やハケを併用して、定期的にホコリや抜け毛を除去すると良いでしょう。





続きは、「STEP 3 掃除開始! その2」にて

*掃除手順&方法 > 室内下部 > 予防例(本棚・ソファーなど)〜 床面 〜 その他

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