窓 サッシ・網戸 掃除

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その他の掃除については、「住まいの健康★掃除マニュアル(掃除方法)」参照ください。





どこに? どんな汚れ?



*「掃除の方程式」詳しくは、基礎理論 を参照してください。





どこに?:窓サッシ・網戸




どんな汚れ?:窓サッシ・網戸の代表的な汚れ


軽度〜中度の汚れ

ホコリなど空気の汚れ、土砂・など水性の汚れ、排気ガスなど油性の汚れ、カビ、花粉、虫、その他


中度〜重度の汚れ

水アカ汚れ、空気中の化学物質や雨等により化学的に経時変化した汚れ



ポイント

  • 掃除の基本は上から下へ
  • 汚れをためると頑固になる!
  • 網戸→サッシ→ガラスの順で掃除をすると効率的




なにを使って?:除去力

(準備する掃除用具と洗剤)

ペンキ用ハケ、掃除機、ガラスワイパースポンジ付、ブラシ類(洗車ブラシ・ツインブラシ他)、マイクロファイバータオル、メラミンスポンジ、食器用中性洗剤、バケツ等、他




バケツに40℃前後のぬるま湯を入れて、食器用中性洗剤を少し入れる。





どのように?:作業方法決定

(窓・サッシ 掃除方法)


〜 箇所別掃除手順編 〜



① 網戸の汚れ

場所:網戸(網部)
汚れ:土砂・花粉・ホコリ類・PM2.5・雨・他


作業法

網戸に付着しているホコリ等の汚れが乾いているうちに、洗車ブラシやペンキ用ハケ等を使い上から下へ汚れを払い落としていきます。

外側の網戸表面にブラシやハケをあてて、網がへこむ事がないよう優しく、毛のシナリを利用しながら毛先で払い落とす事がポイントです。

力は入れず、ブラシの毛が曲がってしまうのはNGです。

この作業をしっかり行うと、網部の汚れはほとんど落ち内側網部の汚れも落ちていると思いますが、内側が気になる場合は掃除機のブラシノズルで上から下へ吸取っていきます。


状況に応じて、水で濡らし固く絞ったマイクロファイバータオルで優しく拭き上げるか、洗剤洗浄をするか選択します。

集合住宅等で水をあまり使用出来ない場合は、マイクロファイバーで水拭き。

ホースで水をたっぷり使える場合は、バケツ等にぬるま湯を入れて食器用中性洗剤を少量入れたものと洗車ブラシで洗浄し、水でしっかりすすぎ洗いします。

*詳しくは網戸を洗車ブラシで簡単掃除動画を見てください



② サッシの汚れ

場所:窓や網戸枠サッシ・鍵部・レール部・他
汚れ:土砂・花粉・ホコリ類・PM2.5・雨・他


作業法

サッシの枠や鍵の部分は、水で濡らし固く絞ったマイクロファイバータオルで優しく拭き上げます。

それでも落ちない汚れはメラミンスポンジを水で濡らしタレない程度に絞って優しく擦ります。

凹凸部はブラシを使用し、油脂性の汚れがある場合は食器用中性洗剤を薄めて使用します。


レール部は、乾いているうちにペンキ用ハケやブラシ類と掃除機を併用して汚れを吸取り、その後は他のサッシ部と同じ方法で掃除します。

洗剤を使用してブラシ洗浄したときは、最後にじょうろを使い水で流すと効率的にすすぎが出来ます。

凹凸の端や角等は、ツインブラシの毛先で汚れを掻き出す他、ツインブラシやプラスチック製のヘラや割り箸の先等にマイクロファイバータオルを巻いて使用すると便利です。

割り箸は、鉛筆削りで削って使うと、角や端のより細かい所まで汚れが取れます。




③ ガラスの汚れ

場所:窓
汚れ:土砂・花粉・ホコリ類・PM2.5・雨・他


作業法

ガラス用洗剤を吹き付けてタオルで拭き上げる掃除方法が一般的ですが、この方法では力と時間がかかり効率的とは言えません。

早くてラクなのは、ガラス用ワイパースポンジ付を使い、食器用中性洗剤入りの水バケツにスポンジ部を浸してタレない程度に絞り、ガラス面全体を優しく擦ります。

次に裏返してワイパー部をガラス面にあてて、最上部から最下部に向けて一定の速度で下ろして水を切ります(縦引き)。このとき、右端からスタートする場合はワイパーを水平に下ろすのではなく右端を先行し傾けておろしていきます。

1度使用したワイパーのゴム部をタオル等で拭いて水分を取り除き、作業後のガラス面に少し重なるように、最上部から最下部に向けて一定の速度で下ろして水を切り、これを繰返します。


ポイントは、ワイパーの動きと水の流れを知ること。

縦引きの場合、ワイパーを平行にすると両側から水が流れていくのでこれを繰り返すと縦の筋跡が残ります。
右側を少し下げて斜めに下ろしていくと水は左側に流れていきます。

左側を少し下げて斜めに下ろしていくと水は右側に流れていきます。

横引きの場合、左右どちらから始めるにしても、ワイパーの上側を先行させ傾け横に引いていきます。

このやり方だと、水切り後の線跡を残さないで掃除が出来ます。

縦長のガラスや鏡には縦引き、横長の場合は横引きが手数が少なく効率的でおすすめです。

窓枠のコーキング部やその他の線(水)跡が残った場合は、乾いたマイクロファイバータオル拭き上げます。

最後に、サッシ下枠等に垂れた汚水を拭き上げて終了です。

*詳しくはワイパーの使い方動画を見てください


*以前出演したテレビ番組の収録で実験した所、ガラス用洗剤とタオルで拭き上げる掃除法では、1枚のガラスを掃除するのに4分以上(裏表で9分以上)かかりましたが、ガラスワイパーを使用した所1分以内(裏表2分以内)で終了と言う結果が出ました。

住まいのガラス枚数×2(裏表)で考えると、この差はかなりの時短になると言えるでしょう。

ガラス掃除のプロは、違う技も使うので(両手回し引きなど)さらに速いです。



窓サッシ・網戸の掃除を行う時、バルコニー(ベランダ・テラス)がある場合は同時に行うと、効率的です。

詳しくは、「バルコニー(ベランダ・テラス)掃除」を参照してください。

植木照夫の掃除学研究所

掃除学研究所は、植木照夫により発案された、掃除理論の集約的公式「掃除の方程式(うえきの方程式)」と「掃除がラクになる法則(うえきの法則)」を基に、幅広く関連知識をまとめた新しい学問の研究サイトです。