第2編4章:「掃除と経済・その5(もしもパナソニックとコラボしたら)」

公証役場確定日付印取得済



もしも企画「掃除学 × パナソニック」

もしも、植木照夫が、パナソニックグループとコラボレーションして、掃除がラクになる商品開発スパーバイザーをしたら・・・と仮定して、個人的自由発想で話を進める。


なぜパナソニックなのかと言いうと、第2編4章その4にも記したが、建材から設備・家電まで、掃除をラクにするための開発商品群が、ほぼ揃っており、清掃性に関してもブランドとして注力していることと、2006年から開発部とは何度かディスカッションしているという点で、他社よりも若干のつながりと会社への知識があるということで、もしも企画のモデルとした。



開発商品群の提案背景

具体的にどんな商品を研究開発していくのか?というと、

2013年11月に完成した、「健康住宅・掃除がラクな家の実験棟」の検証データに基づく関連商品の開発と、新商品案を多く含む「健康住宅・掃除がラクな家の構想案2008年度版」の中から抜粋した商品をもとに新規開発をしていく。

2008年に考案した新商品案は、2020年現時点でも現行商品にないアイデアと言える。


商品についての詳細内容は、ブラックボックスとし、本文では開発を行うための企業の組織体系や、考え方に焦点を当てて話を進める。


ちなみに、「健康住宅・掃除がラクな家の実験棟」は、住まいのすべてに対策理由があると言えるほど、様々な掃除がラクになる対策を施し、実生活の中で検証実験している。

2017年の時点で、効果を実感できた対策もあれば、メーカーが言うほど掃除がラクではない商品など、その後、様々なデータが取れている。

現行商品の改善策もあれば、新商品案も出てきている。

そして、実験棟ではパナソニックの商品も多くあり、実証実験の結果だけでも、商品開発に有益な情報といえる。


また、「健康住宅・掃除がラクな家の構想案2008年度版」は、約10年以上前に製作したものだが、現在(2020年)この構想案に時代がまだ追いついていないのが現状だ。

この中には多くの新商品案が提案されており、発案者証明として公証役場の確定日付印とアポスティーユを取得している。



私とパナソニック

私は、パナソニックの清掃性改善に関する開発を長年観察してきた。


それは、私の掃除理論を最初に興味を示して頂いた知識人として、2007年当時、工学博士であり東京大学特任教授でもあった、旧・松下電工のR&D「新規商品創出技術・材料技術開発部の部長でもあったからだ。


そのとき提案したのは、「全部松下・掃除がラクな家」と題し、住まいのトータルクリーンプロデュースを伝えた。

当時、この先のビジョンとして同じことを考えているとのことだった。


私はかかわることができなかったが、その数年後、パナソニックとして「おそうじラクラク」を戦略として取り入れ、その後「家事楽戦略」として、2017年も行っている。

開発部とは、その後も数年間何度かディスカッションをしてきた。


その中で、実現はしなかったが、2009年に「掃除のラク度合の評価」を第3者機関的存在として、私へのアドバイザー依頼を検討したいとのことで、「掃除がラクな建材2009年選出と他社比較表」や「アレルギー対策のための室内空気質の改善案」、などを伝えた。


製品評価例として当時、試験的に展示していた製品で、個人的に注目していたエコライフ換気システム「呼吸の道タワーS」を視察したところ、送風からの臭い問題に気付き改善案を伝えた。

数年後別名でその商品が発売されていたが、メンテナンス性能に問題もあった。


同じことを考えていたのかもしれないが、私が関わっていれば、そのようなことはなかったと感じている。


また、「室内空気質の改善案」についても、数年後、「IAQ戦略」を取り入れている。

その内容は、私の提案した性能も全て含まれているものだった。


IAQとは、インドアエアークオリティーの略で、室内空気環境の改善を目的とした、研究及び新商品の開発・販売に至っている。

2017年現在、数年前に比べて、製品性能も大きく変わった。

しかし、住まいの掃除をラクにすることも、室内空気環境改善対策も、製品自体の基本性能としての問題点や改善点がある。


それはなぜだろうか?


高性能で多機能ではあるが、その問題に着目するような、清掃性改善専門家の私が関わっていないということも大きな要素ではあると感じている。


また、IAQも空調機器だけで考えるのではなく、もっと広い範囲で考えていかなければならないのである。

それは、各商品単体で対策していくのでは効果も薄く、商品群+アルファで対策していく上での、パナソニックグループ会社同士の連携にも大きな要因があるのかもしれない。




総合統括管理の難しさ

先にも記したが、住まいの掃除をラクにするための商品開発の場合、単体の商品だけでは効率が悪く、住まい全体にかかわる商品群のパッケージ化が必要になる。

それは、各商品の連携により、健康住宅・掃除がラクな家になるからである。


これらを実現するには、パナソニック(2017年時点)における、カンパニー制が障害になる可能性もある。


パナソニックに限らず、グループ企業となる大企業は、各社の連携をとることが、意外にも大変な作業でもあるのだ。


住まいの掃除がラクな商品群をパッケージ化するにあたり、メインとなる会社は、エコソリューションズ社とアプライアンス社になる。


特に、エコソリューションズ社のハウジングシステム事業部は、住宅関連の建材や設備類のほか、空調関連など、住まいに特化した事業領域を持っている。

アプライアンス社は、家電類に特化した事業領域を持ち、両者の商品群は、住まいの掃除をラクにするためには重要となる。


例えば、室内の空気環境改善においても、空調関連事業は、換気扇や空気清浄機など主な製品はエコソリューションズ社が担当しているが、エアコンなどの空調関連製品は、アプライアンス社が担当している。


その他、住宅設備も家電も、日常的な掃除項目に深く関わりがあり、汚れ別で考えても、両社の連携は必要といえるのである。



清掃性改善対策部署の設立

非常に多くの商品が関わる建物の清掃性改善開発においては、グループ全体をまとめる本社機能に、清掃性改善対策部署が必要と思われる。


カンパーニー制度もあり、グループ企業それぞれに商品開発や研究が進められていると思われるが、それらを統括することが、住まいに限らず建築物及び都市開発の清掃性改善に必要と言える。


例を挙げるなら、IAQを考える際、現行のシステムを見ても、着眼点はよく、惜しいところまで来ているのだが、最も大切なことが抜けていると感じている。

さらに、それだけでなくさらなる改善点や追加項目が必要と言える。


IAQは、空調だけを考えるのではなく、家電や家具や設計及び施工に至るまでトータルで室内空気環境改善を考えることが大切である。

そして、その使い方の提案も重要なのだ。


これらを実行するには、エコソリューションズ社だけではできないことでもある。

グループ本社の「テクノロジー&デザイン部門」など、本社のどこかに清掃性改善対策本部を設置することが望ましいと思割れる。


そして、私の掃除学を活用することで、様々な対策も一つの統一理論で結束することができるため、方向性のブレが生じにくいとも言える。



検証実験の結果と商品の改善点

IAQについては、私が行っている「健康住宅・掃除がラクな家の実験棟」でも、3年以上の期間における様々なデータが取れている。


具体例では、室内換気扇を選出する際、2012年調査当時、パナソニック、東芝、三菱電気の3社で同じような商品があったが、パナソニックだけ私が重視していた機能が付いていたのでそれを採用した。


しかし、検証実験ではその機能は期待とは違い、改善希望箇所も確認できたが、結局、自分で後から加えた簡易処置の方がはるかに効果的であった。

このデータは、検査機関に調べてもらうことで成分や質量の数値化ができ、それに伴う人体影響も予測できる。


もちろん、その商品を最大限に性能発揮してもらうための、設計・施工・その他の換気設備・家具・家電の選出及び、使い方や住まい方に至るまで、すべてを含めて掃除がラクな家なのである。

採用した商品の性能や使い方にも全てに理由があり、そこで得たデータはとても重要な結果を教えてくれたのであった。


検証実験の結果として、商品自体に多くの改善点が必要ということであり、新商品案の土台となるべく内容でもあった。

事実、現行の商品群では基本性能的にも限界があると言え、開発時における基準自体の見直しも必要と思われる。



開発における固定概念の払拭

私が商品開発スパーバイザーを行うとするならば、先にも述べたが、開発における今までの固定概念を払拭するような、市場優先主義的開発ではなく、本当に良いものを長く使い続けてもらうための、プラットフォーム型の商品開発を目指す。

商品が長く使い続けることができれば、ユーザーに対する購入後の満足度にも貢献できるし、メンテナンスなどのアフターサービスで利益を得る仕組みを構築することもできるのである。


それは、今までとは違う視点から、パナソニック担当者と協議の上、経営・販売戦略、開発、広報、アフターサービスに至るまで、すべてをトータルに考えていく。

この辺をもっと話したいのだが、詳細はブラックボックスとする。




商品群と開発事業部の分類

前記までを踏まえ、住まいを対象とした掃除が楽になる戦略的商品群パッケージを構築する。


建材・設計・施工部門、住宅設備 ・家具部門、空調・家電部門、住まい方・広報部門の4部門から構成される、清掃性改善のための掃除が楽プロジェクトとして推進する。


これらが実現すれば、住まいの掃除はもっとラクになり、健康的で経済的な暮らしに大きく貢献することだろう。

私の中では、開発・改善すべき商品やシステム構築など、各部門で行うべき項目が明確にあり、それらを段階的に進めていき、結果を伸ばしていくためのプロセスが描かれている。


そして、その基礎となる学問が、私が提唱する「掃除学」なのである。




プラットフォーム型の新商品具体例

「エアコン」


組織改編の説明だけでは商品開発についてイメージできないと思うので、ここでは、プラットフォーム型の商品開発における、新商品の具体例について記す。


掃除がラクな商品開発の1例として、室内空気環境においても重要な家電「エアコン」について提案する。

この提案も、公証役場の確定日付印を取得しているものである。



エアコンは汚れる

エアコンに限らず、すべてのものは密閉空間でない限り、必ず汚れていく。


エアコンの場合、室内の空気を取り込み温めたり冷やしたりして、室内に空気を送る。

つまり、室内の空気を循環しているのである。


その室内の空気環境はクリーンルームでもない限り、ハウスダストやPM2.5などにより汚染されている。

その汚れは、外部から室内に侵入してくるものと、室内より発生するものがあり、汚れは非常に小さく通常の環境では見えないと言える。

非常に小さな汚れではあるが、エアコンの外装や、内部に設置されているフィルターや機器類にに汚れは付着し、溜まってくると目視できるようになる。


これらの微細粒子汚れは、窓空け換気や給気や人の衣類や体などに付着し外部から侵入してきたり、衣類の摩耗人やカビの発育による胞子の飛散やダニなどの死骸が粉砕されて微粒子となり室内より発生して、質量が軽いほど浮遊し続けている。


そして、実生活の中で微細粒子の汚れの発生を抑えることは、不可能と言っても過言ではない。



フィルター自動掃除機能について

エアコンの日常的なお手入れとして代表的なのは、フィルターの掃除である。

室内の汚れた空気をエアコン本体内部に取り入れる際、汚れを取り除く効果がある。


エアコンを継続使用する中で、フィルターには汚れがたまっていき、定期的に掃除をしないと、フィルターの目詰まりを起こしエアコン本体の吸気の妨げにもなり負荷がかかってくる。

フィルターは本体内部にあるため、外装の開閉パネルを開けない限り見えないため、どの程度汚れているか点検をすることを忘れてしまいがちになる。

機種によっては、フィルターの汚れをセンサーや日数を決めて警告灯の点灯により知らせる機能がついているものもある。


フィルター掃除の面倒さを解消するために、近年ではフィルター自動掃除機能付きエアコンが多く発売されている。

特許の関係もあるせいか、各メーカーによりフィルター自動掃除の仕組みは様々である。



「10年間お掃除要らず」は嘘!

販売におけるキャッチコピーは、「10年間お掃除要らず」など掃除をしなくてもいいような広告や宣伝を行っているが、取扱説明書の中にはお手入れ方法としてフィルターの掃除方法が記されている矛盾もある。


私の会社はハウスクリーニングサービスも提供しており、そのメニューにエアコンクリーニングも行なっている。


主に東京都内の家庭を対象に作業をするが、エアコン内部高圧洗浄のクリーニング後に、内部の汚れを含む汚染水を見た居住者は、10年間お掃除要らずと言われて買ったのにこんなに汚れるのですね」と、驚きを隠せない場面を多く見てきた。


現場の現状だけでなく、実際に実験もして見たが、フィルター自動掃除機能付きエアコンを新設して半年後に内部洗浄をしたところ、汚染水は黒っぽく濁り、内部はすでに汚れていた。




機能が増えると掃除が大変

よく居住者に、次エアコンを買い換える時はどんなものを購入したら良いかと質問されるが、依頼者のタイプをヒヤリングして実験結果を伝えたのち、ほとんどの人にはフィルター自動掃除や余計な機能のついていないシンプルなエアコンを進めている。


色々な機能がつくと、リモコンのボタンも増え、居住者にこれらの機能を使いこなしているか?

と質問すると、限られた少数のボタン以外触れたこともないという答えが多い。

つまり、買うときには色々な便利機能に惹かれるが、購入後にはほとんど使用していない現状がある。


さらに、色々な機能がつくと内部洗浄を行う際の分解の手間も多くなり、通常のエアコンに比べ、フィルター自動掃除機能付きエアコンや特殊な機能のついたエアコンなどは、クリーニングの料金も高くなる傾向がある。

分解部品も多く手間が増えるということは、作業時間も多く洗浄もしにくいため、仕上がりにも差が出やすいという現状がある。


さらに、エアコンクリーニング自体、20年以上前のエアコンに対する構造からできた技法とも言え、現代のシンプルなフィルター自動掃除機能なしのエアコンでさえも、構造上では対応しきれていない部分もあり、完全にクリーニングするには、メーカーの専属メンテナンス業者でない限り、通常業者で行われる現行の分解洗浄では、クリーニングしきれていない部分があるのも事実である。


結果、色々な機能がつくとエアコン購入時の価格も高いが、クリーニングの料金も高くなるのである。

そして、どれだけ機能が多くついていても、エアコンは必ず汚れるのである。


だからこそ、メンテナンスを考慮すると専門家の目線で求める商品概要が出てくるものである。



プラットフォーム型のエアコン開発

清掃性における基本性能を重視したシンプルなエアコンの開発を行う。


例えば、メーカーとして発売する壁掛けタイプのエアコンは1商品で、使用する部屋の広さに応じて種類を増やす。

もちろん、現行商品群の他に新商品として取り入れることもできるが、コストを考えれば、基本本体は1商品の方が生産ラインも少なくて済むと言える。


さらに、必ず内部が汚れて分解洗浄しなければならないのだから、それに適したエアコンの開発を行う。

エアコン内部洗浄では、外装のパーツを外し、内部にあるアルミフィンと吹き出し口のファンを高圧洗浄する。

そのため、開閉パネル・吹き出し口ルーバー・風向き調整羽根部・本体外装カバー・フィルターなどを取り外す。

これらのパーツは脱着しやすい構造が望ましい。


本体外装カバーにおいても、ダイキンやパナソニックなどのシンプルな機種は、下部にあるネジ2本と上部の引っ掛けジョイント部により固定されている。

メーカーによっては、ネジ止めが3箇所や4箇所のものもあるので、できるだけネジ数少なくシンプルな構造が望ましい。

ネジ自体なくなれば、作業に伴う工具の種類も少なくなるので、ネジレス構造なども、作業性向上の新しいアイデアと言える。

さらに、洗浄には洗剤や水を使用するので、電装系部品などの防水対策も必要である。

 そして、アルミフィンにおいても近年主流の山形アルミフィンの場合、壁面側の部分は洗浄しにくいので、可動式とし洗浄時には手前に動き作業しやすいようにするか、昔の機種のように平面のアルミフィンで現在の山形アルミフィンと同様の性能を有するなど、新型のアルミフィン構造を開発する。

吹き出し口のロール型フィンも、脱着できたり、高圧洗浄しやすいように吹き出し口内部から外に出てくるよう可動式になると、作業効率も向上する。


また、エアコン洗浄時に使用する、養生カバーをかぶせる際に、エアコン本体と壁面の間が少し隙間を設けるや、カバーを装着しやすい仕組みを設けるなども作業を行う上で便利な機能と言える。


まだ細かい要望は多数あるが、清掃性における基本性能として、上記の内容は最低限必要と思われる。



掃除しやすく脱着可能なオプション案

フィルター自動掃除機能にしてもその他のセンサーや給気・加湿機能などの便利機能にしても、ユーザビリティーを考えた快適機能であり、便利で他社との差別化にもなると言える。

また、基本本体はそのままで、本体外装の形や、ルーバーやフィルターなどはそのまま併用することが良いが、変更もオプションとするのも良いだろう。


参考商品イメージとしては、ダイソン掃除機の戦略と同じ感じである。


何れにしても、オプションとなる様々な機能が付くこと自体が悪いことではないのだ。

そこで、問題となるのは分解時の作業性の悪さだ。


プラットフォーム型の商品では、販売する基本商品は1つだが、そこにオプションとして各快適機能を付随できるものとし、購入時に選択または、購入後でも取り付けることができるものとする。

ただし、脱着が容易にできるものとし、分解洗浄時には作業性にほとんど影響がない構造であることが求められる。


オプション装着はある程度パッケージ化して3種類まで程度とし、それに伴いリモコンも変更されるものとする。


リモコンについては、スマートフォンとそのアプリを活用し、リモコンも商品に応じてアップグレードできる仕組みや、従来のリモコン自体をなくす、またはオプションについてはアプリ操作とすれば、製造コストも削減できる。


このような新商品ができれば、エアコンクリーニング時の作業性も向上し、クリーニング料金に差をつけることなく、掃除における仕上がりの品質も向上するだろう。



掃除学とロボット工学における人工知能との関係

掃除学を新商品に取り入れる際、最大の要点は理論にある。

今まで、誰もまとめきれなかった掃除理論をまとめ上げた集約は、掃除の方程式と言える。

この掃除の方程式が考案されたことにより、掃除に関する様々な知識の指標的役割を担うことができた。


そして、掃除をラクにするための最大の商品開発といえば、やはりロボットではないだろうか。

汚れなければ掃除をしなくても良いが、様々なものは、密閉空間でない限り、必ず汚れると言える。


掃除をラクにする究極商品開発は、自分の代わりに掃除をしてくれるロボット、すなわち人工知能を持つ掃除ロボットの開発と言える。

商品自体に自動掃除機能がついているものも良いが、究極はロボットが考えて衛生的な環境を維持するために掃除を行なってくれることが望ましく、家事も含め夢の商品と言える。


近年のロボット技術の向上は著しく、特に人工知能(AI)の進歩は今世紀最大の技術躍進と言えるのではないだろうか。


漫画やアニメに登場する、人の言葉を話し考えて自分で行動する人型アンドロイドも、夢物語ではなく現実味を帯びてきている。



人工知能(AI)とは

人工知能Artificial Intelligence(略称AI)については専門外なので、ネット検索したところ、IT用語辞典e-wordsというサイトに記されていたのだが、人工知能とは、人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステム。


具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいうらしい。

つまり、人間のような人工的に作られた知能のようだ。


ネット検索で調べたところによると(*侍エンジニア塾ブログ)、

【人工知能は、「特化型人工知能(AGI)」「汎用人工知能(GAI)」の2つに分類することができる。

特化型人工知能(AGI)は、個別の領域に特化して能力を発揮する人工知能のことで、既に人間以上の能力を持つものが数多く実用化されている。

例えば、コンピュータ将棋(チェス)、Googleカー(自動運転自動車)、医療診断など、既に実用化されているものが多くある。】

とあり、掃除でいうならロボット掃除機などは、近年人気の商品として普及拡大している。これは、床の掃除に特化した人工知能を有するロボット掃除機と言える。

また、【一方、汎用人工知能(GAI)は異なる領域で多様で複雑な問題を解決する人工知能のことです。

この汎用人工知能は、人工知能(AI)自身による自己理解、自律的自己制御ができるもので、人間が設計した時の想定をも超える働きを期待することができます。

そして、この「汎用人工知能」を作ることこそ、人類が人工知能を作り始めた目的でもあります。

私たちが小さい頃に憧れた鉄腕アトムも「汎用人工知能」の1つでしょう。

ですが、こちらは開発のために解決しなければならない問題も多く、開発に成功し、実現されているものはほとんどありません。】と記されていた。

まさに最終形態の掃除ロボットは、この汎用人工知能を有するものが理想だが、現時点でそれはまだ先の未来の話と言えるようだ。



掃除学と人工知能

ロボットが考えて、自分の代わりに掃除をしてくれる夢の商品、掃除ロボット。


人間も同じだが、考えて結論を出すには、そのための基礎知識や経験などを含む情報が必要となる。

そのため、人工知能が考えるための基礎知識のプログラミングが重要と言える。


掃除について考える際、しっかりとした基礎理論が確立されていなければ、様々な応用を考えることができない。

なぜなら、キレイや汚いと思う感覚の違いや、汚れ方の違い・住まいの違い・ライフスタイルの違いなど人それぞれ違うため、掃除方法もそれぞれ異なるからである。


人工知能も、掃除の基礎知識によるルールを設定しプログラミングする。

そして、学習していくための判断基準も設定しなければならない。

判断軸さえあれば、データからルールを設定・学習してより良い判断ができるからである。


掃除の知識も人や環境に合わせて対応していくならば、膨大なデータ量となる。

しかし、それらの膨大なデータも指標的役割を担う掃除の方程式があることで、プログラミングに必要なデータの分類項目が見えてくるのではないだろうか?

人間も同じで、掃除を行う際に本やインターネッ上に情報は膨大にあるが、どんな汚れなのか? どこを掃除するのか? など、探す目的や情報を上手に分類できなければ、膨大なデータから判断することもできないのである。


つまり、様々な環境に対応する人工知能を有する掃除ロボットを、高い次元で完成させるための「ディープラーニング(深層学習)」には、掃除理論の集約した掃除学が必要不可欠と思われる。


*補足事項

ウィキぺディアによると、

2016年から2017年にかけて、ディープラーニングを導入したAIが囲碁などのトップ棋士、さらにポーカーの世界トップクラスのプレイヤーも破り、時代の最先端技術となった。

ディープラーニングまたは深層学習(しんそうがくしゅう、英: deep learning)とは、(狭義には4層以上)多層のニューラルネットワーク(ディープニューラルネットワーク、英: deep neural network)による機械学習手法である。

深層学習登場以前、4層以上の深層ニューラルネットは、局所最適解や勾配消失などの技術的な問題によって充分学習させられず、性能も芳しくなかった。しかし、近年、ヒントンらによる多層ニューラルネットワークの学習の研究や、学習に必要な計算機の能力向上、および、Webの発達による訓練データ調達の容易化によって、充分学習させられるようになった。

その結果、音声・画像・自然言語を対象とする問題に対し、他の手法を圧倒する高い性能を示し、2010年代に普及した。しかしながら、多層ニューラルネットが高い性能を示す要因の理論的な解明は進んでいない。




掃除学と新規市場

「健康住宅・掃除がラクな家の実験棟」では、実に様々な多くの対策が施されており、その実証結果は住まい方を含む新たな商品やシステムを生み出すものである。


掃除をラクにすることで生まれる新規市場はとても多く、その市場規模は無限の可能性があると言っても過言ではない。

そして、掃除学は経済に大きな影響を及ぼす可能性も秘めた学問でもある。




クリエイター 植木照夫

今回は、一部の企業例も交えて、掃除と経済について記したが、あくまでも私の一方的な意見なので、商品開発はパートナーとなる企業の、戦略・企画に長けた担当者とよく話し合い、要望を取り入れた企画をまとめ社内プレゼンしていく中で、プロジェクト全体の完成度を上げていくことになると思う。


掃除学は多くの企業にとってもビジネスチャンスであり、クリエイティブツールでもある。

本章の中でも新しい視点のビジネスモデルを紹介したが、私はこの長年の研究で、多くのアイデアや新商品案を生み出した。

公表はしていないものがほとんどだが、それらは、私のアイデアと証明する意味でも、公証役場の確定日付印やアポスティーユを取得している。


この先、アイデアを真似する人も出てくるかもしれないが、掃除の方程式を生み出したように、植木照夫はクリエイターでもある。

今回紹介した商品案も、いずれ新商品として発売されるかもしれないし、同じことを考えている会社もあるのかもしれない。


しかし、清掃性改善の専門家のパイオニアでもあり、クリエイターでもある私が関わることで、その商品の質は確実に向上するだろう。


そして、アイデアという金の卵を取るよりも、金の卵を生み出すクリエイターとパートナーになることの方が、はるかに利益を生むことになるのである。




第5章では、「世界を帰る掃除学」 について解説したいと思う。




著者:植木照夫(クリーンプロデューサーベスト株式会社 代表取締役、掃除学研究所所長)

植木照夫の掃除学研究所

掃除学研究所は、植木照夫により発案された、掃除理論の集約的公式「掃除の方程式(うえきの方程式)」と「掃除がラクになる法則(うえきの法則)」を基に、幅広く関連知識をまとめた新しい学問の研究サイトです。