健康・住まいの換気 新常識!

〜 新型コロナウイルスやアレルギー対策予防の換気〜


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その他の掃除については、「住まいの健康★掃除マニュアル(掃除方法)」参照ください。


換気箇所の掃除について詳しくは「空気の通り道の掃除(健康・住まいの換気 新常識!その2)」を参照ください。




健康のための新常識

あなたは、自分の家の換気システムについて知っていますか?・・・知ることは健康のための新常識です。

住まいの換気と健康については、掃除方法も含めるとこの題材だけで1冊の本ができるほどの内容ですが、サイトではなるべく簡素化してわかりやすく解説していきます。




大切なのは空気だった!

昔の家と違い、現代の気密性の高い室内では、換気は大切なことです。

換気とは、空気を入れかえること・汚れた空気を出して、新しい空気を入れることです。

そして、気密化された住まいには、「空気の通り道」があります。


つまり室内空気の質は、人の健康に大切なチェック項目であり、良好な室内空気を保つためには、換気を含む「空気の通り道の掃除」は重要なことなのです。


では、あなたは今住んでいる家の、換気について理解していますか?

そして、有効活用していますか?


例えば、自分の家の換気システムが第何種かご存知ですか?・・・ 


これらの知識は現代社会において、健康のためにも「住まいの換気の新常識」として覚えておいてもらいたいことなのです。




世界的脅威となった新型コロナウイルス

2019年12月以降、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による急性呼吸器疾患(COVID-19)が中国の湖北省東部の武漢市から流行し、2020年5月6日時点で全世界で約368万人の感染者と26万人弱の死者が出ている。

2020年3月11日、WHOは「新型コロナウイルスの流行について、パンデミック相当である」との見解を示した[wikipediaより引用]。


世界の主要各国が非常事態宣言発令する中、日本においても新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかで、2020年4月16日 特別措置法に基づく緊急事態宣言を全都道府県に拡大し、同年5月25日の解除宣言まで続きました。

しかし、2020年7月19日時点においても世界中で感染者は増え続けており(確認済み感染者数1440万人・死亡者数60.4万人)、収束の目処はついていないのが現状です。

実際、新型コロナウイルスに対するワクチンが出来上がり、感染後の完治や予防接種などのシステムが出来上がらない限り、安心した生活が戻ることはない状況といえます。


新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界経済がストップしてしまったほどの歴史的脅威に対して私たちができることは、感染しないための予防を、各自が行っていくことです。





新型コロナウイルスと予防対策

2020年、新型コロナウイルス予防について厚生労働省によると、感染を予防するためには、手洗いうがいをすることやマスク着用(咳エチケット)のほか、「三密を避けましょう」とあります。

集団感染の共通点は、特に、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」です。

したがって、「できるだけ、そのような場所に行くことを避けていただき、やむを得ない場合には、マスクをするとともに、換気をする、大声で話さない、相手と手が触れ合う距離での会話は避ける、といったことに心がけてください」と国民にお願いを呼びかけています。




アレルギー対策と換気

室内において、換気は新型コロナウイルス予防だけでなく、アレルギー予防にも大切です。

世界アレルギー組織WAOの2011-2012年統計によると、世界的(先進国と途上国の両方)にアレルギー疾患の有病率が上昇しており、世界の被験者(ひけんしゃ)は数億人にのぼり、鼻炎に苦しむ等は3億人と推定されています。

(WAO英文:White Book on Allergy 2011-2012 Executive Summary)。


また、アレルギー患者は日本人の2人に1人と言われており(2013年:厚生労働省調べ)、これは、数年前までは3人に1人と言われていた現状から急速に増加している事を示しています。


吸入性アレルギーの場合、花粉・カビ・ダニ・ホコリ・その他などの「アレルゲン」を吸込んだり粘膜等への付着により、アレルギー症状を引き起こすことになります。


つまり、空気中に浮遊しているアレルゲンは、呼吸とともに体内に取り込まれたり、粘膜への付着率は高くなるので、気密化された室内においては汚れた空気を出して新しい空気を入れる換気は、とても重要な予防対策と言えるのです。

*詳しくは、「掃除と健康・その2(掃除学とアレルギー)」を参照してください。




換気と健康

私たち人間が、体内に摂取する1番多いものは、食物でもなく水でもなく空気です。

私たちが1日に体内に取り込む物質のうち、一番重量があるものは空気です。東京大学生産技術研究所の調べによると、食べ物が占める割合はたった7%、飲料が8%だそうです。

2000年に発表されたデータでは、空気全体で体内に入る物質重量の83%で、日に20kgにもなるといいます。

内訳は、室内空気57%、電車などを含む公共施設の空気12%、産業排気9%、外気が5%。

全体で見ても、室内の空気環境はとても重要な事と言えます。




清浄な空気は基本的人権?!

室内空気における衛生環境の阻害要因として、室外から侵入してくる花粉やPM2.5 、室内より発生するハウスダストを含む浮遊物質等による吸入性アレルギーの症状悪化や、シックハウス症候群の原因の一つとされる、ホルムアルデヒド等の化学物質による空気汚染、室内からもPM2.5は発生しているなど、住まいに起因する室内空気の汚染物質が問題視されています。

(*PM2.5 とは、2.5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子)


独立行政法人建築研究所理事長であり東京大学名誉教授でもある工学博士の村上 周三(むらかみ しゅうぞう)先生による、臨床環境医学(第9巻第2号)総説「住まいと人体」によると、

【人間は飲食をはじめとして、様々な行為を通じて物質を体内に摂取する。

注目すべきは、呼吸により室内空気から取り入れる物質の割合の6割近くを占め、他に比べて圧倒的に多いことである。

従って、室内空気の汚染の進行はそのまま体内に摂取される汚染物質の量の増加につながることになる。

すなわち、我々が健康で安全な生活を営む上で空気が清浄であることは、基本的人権と言っても良いほど重要なことなのである】と言っています。


*詳しくは、「掃除と健康・その1(掃除学と予防医学)」を参照してください。





住まいの換気

あなたは、自分の家の換気システムについて理解していますか?

隙間風入る昔の家とは違い、気密性の高い現代の家において、換気システムを理解し有効活用することは大切なことです。

住まいの換気には、窓空け換気などの自然換気と、換気扇などの機械換気などがあります。



窓空け換気

窓空け換気は、窓又は外部との境にある開口部となる玄関など、2箇所以上開けることで空気の入口と出口を作り通り道を作ることが大切です。

その際、網戸を締めることで、大きな汚れや虫などの侵入を防ぐフィルターの役割をしてくれます。

しかし、戸建てやマンションの角部屋などは、窓空け歓喜をしやすいと言えますが、集合住宅における角部屋以外の部屋は、2箇所以上窓などの開口部を使用した換気はしにくいと言えます。

集合住宅は角部屋以外の部屋の場合、側面に窓がないことが多く、防犯上玄関を開けっぱなしにすることには不安もあります。

その場合、機械換気の活用や窓空け換気との併用が有効と言えます。



機械換気

住まいの換気量は、シックハウス対策に係る改正建築基準法が、平成15年7月1日から施行され、住宅性能表示制度においても改正建築基準法との整合性を図るため、平成15年4月30日に「日本住宅性能表示基準」及び「評価方法基準」等の変更がされ、原則として機械換気設備の設置が義務付けられました。


住宅の居室には、換気回数0.5回/h以上の機械換気設備(いわゆる24時間換気システム等)の設置が必要となります。

ですので、平成15年(2003年)より以前の住宅には、ホルムアルデヒドを発散する建材の面積制限や換気設備の義務付などの基準がなく、建物の断熱気密性ばかりが優先されて、室内の空気環境はあまり重要視されていませんでした。

窓を閉めてキッチンのレンジフード(換気扇)を使うと、玄関の扉が開けにくくなるという現象も、珍しいことではありませんでした。


建築基準法で定める換気回数0.5回/h以上とは最低基準であり、衛生的な空気環境を考えるならば、換気対策の改善や住まい方の改善など、居住者が積極的に行わないと確保できないとも言えます。

したがって、自分の家の換気システムについて知ることは、とても大切なことであると言えます。




換気の方法における機械換気(システム)の種類


  • 第1 種換気システム:給気と排気の両方とも機械ファンを用いるもの
  • 第2種換気システム:給気は機械ファン、排気に換気口を用いるもの
  • 第3 種換気システム:排気は機械ファン、給気に換気口を用いるもの


このうち第2種換気システムは、病院の手術室や精密機械製造工場やクリーンルームなどで使用されることが多く、住宅で使用されることはあまりないため、住まいの代表的な換気システムは第1 種換気・第3 種換気または第1種と3種の混合のシステムがほとんどであると言えます。



マンションなど集合住宅の場合、角部屋でない限り2箇所以上窓を開けた換気は難しく、機械換気を有効活用することが求められます。


第3種換気システムの場合、気密化された現代の住宅において、機械換気により強制的に排気された空気の量は、窓などの開口部を閉めている場合、自然給排気口より外からの空気が室内に入ることになります。


室内を仕切る戸(扉など)の下部には隙間(*アンダーカット)があり、そこから空気の出入りができるようになっています。

これは、シックハウス対策のための方法の一つで、居室内にある自然給排気口が開いている状態の時、キッチンや風呂場の機械換気が稼働すると、扉を閉めていても廊下を通じて機械換気に排気されるよう、空気の通り道を作るための工夫と言えます。



従って、空気の入る自然給排気口を閉じたり塞ぐことは、住まいの空気の通り道を塞ぐことでもあり、家が呼吸できていないということでもあります。


この事例は多く、自然給排気口から冷気が入り寒いという理由や、外気の汚れが入り壁紙が汚れる、または換気システムを理解しておらず家具などで塞いでしまっている・閉じているという家庭は、以外に多くあるのです。


あなたの家は、大丈夫ですか?



平成15年(2003年)以降の建物については、換気量の最低基準が定められているので、「居室に給排気口・キッチンにレンジフード(換気扇)・トイレ換気扇・浴室換気扇(*脱衣所に換気扇があることも多い)」など、確認ポイント知り自宅の換気システムを確認してみましょう。




あなたの住まいは、第何種換気システムでしたか?

そして、空気の通り道は理解できましたか?


*よく解らないと言う方は調べることもできるので、「サービス各種調査・カウンセリング」の室内空気環境調査を参照ください。



確認できたら次のステップ、「空気の通り道の掃除」について別ページにて解説します。



植木照夫の掃除学研究所

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