【重要】ペットと掃除の事前チェック項目

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目次


ペットと掃除の方程式

1. ペットの情報を確認する

2. どんな汚れ?=ペットと暮らす汚れ(ペットの汚れ具体例)

3. どこに?=ペットの汚れは移動する?


掃除を始める前に覚えておきたい5つの予防対策ポイント

(1) しつけ

(2) 行動範囲の制限

(3) 部屋の内装

(4) 掃除用具をうまく使う

(5) 使える洗剤・消臭剤を把握!




ペットと掃除の方程式

ペットと掃除について、掃除の方程式で考えてみると・・・はじめに現状分析してみます。






現状分析


1. ペットの情報を確認する

ペットの情報は汚れ原因の情報でもあります。

猫と犬の違いや種類の違いにより、習性も変わります。

また、同じ種類であっても個々の性格や年齢等による違いもあり、汚れ方にも変化が出てきます。

一緒に暮らしていてよく知っているとは思いますが、あらためてペットの情報を確認してみましょう。


① ペットは何ですか?(猫・犬)

② 種類は何ですか?

③ 毛はシングルコート? ダブルコート?

④ ペットの性格・年齢等は?






2. どんな汚れ?=ペットと暮らす汚れ(ペットの汚れ具体例)


ペットの汚れベスト3

① 抜け毛

② 臭い

③ その他(嘔吐、ダニ・ノミ、他)





3. どこに?=ペットの汚れは移動する?

〜 行動の特徴をとらえる【現状分析+予防】〜


ペットの個性に加え、各住まいの間取りと照らし合わせて、ペットの行動範囲を確認します。

ペットの行動範囲にはペットの汚れが多く発生します。

つまり、ペットの行動範囲は掃除範囲とも言えるのです。


ポイントはペットのお気に入りの場所を知ることです。

家の間取りの違いや個々のライフスタイルの違いにより、その家で暮すペットのお気に入りの場所も色々あると思います。

出窓の天板で外を眺めるのが好きな子や、ウォークインクローゼットの中や家具の上などの他、驚くような場所を好む場合もあります。





掃除を始める前に覚えておきたい5つの予防対策ポイント

掃除を始める前に覚えておくと、毎日のお手入れがとってもラクになるポイントがあります。

それは、掃除がラクになる法則を取り入れた対策でもあります。

では、掃除をしやすくするための5つの予防ポイントを紹介していきます。




(1) しつけ

ペットが、かわいいのはわかります。

しかし、しつけをすることは大切なことです。

住まいの損傷や衛生面等を考えても、きちんとしつけをすることで清潔な環境の確保や、そそうに神経質にならずにすみ、人とペットとがうまく共存できるようになります。

できる範囲でもいいので、しつけをする事も考えましょう。




(2) 行動範囲の制限

ペットが室内で行動できる範囲が広いほど掃除の場所も手間も多くなります。そこで「抜け毛の除去がしにくい和室だけ入れないようにする」など、掃除のことも考えて室内でのペットの行動範囲を決めることをお勧めします。

 *例:ペットがいるのはリビングだけで寝室やキッチンに入れないなど




(3) 部屋の内装

室内でペットを飼う場合、被毛の問題やおしっこなどのソソウで部屋が汚れる事が予想されます。

壁紙などはビニール系のものが掃除もしやすく汚れ防止タイプだと理想です。床材にはCF(クッションフロア)のように凹凸がなく耐水性に優れたものが理想です。

しかし、都合にあわせて部屋を変えることは、リフォームでもしない限り難しいです。

一般的な家庭の場合、CFまたはフローリングの部屋をペットの行動範囲にすることをお勧めします。(*フローリングは比較的水に弱い床材ですので液体の汚れには注意してください)

また、ペットのトイレは防水性のあるシートの上に設置や、ソファーにカバーを掛ける、カーペットはお勧めできませんが敷くなら取り替えできるラグマットや部分張り替えできるタイルカーペットが良いでしょう。

そして、室内はできるだけシンプルなほうが、掃除の手間も範囲も軽減されます。





(4) 掃除用具を上手に使う

掃除用具をうまく利用することにより、毎日のお手入れがとてもラクになります。

掃除機のノズルを使い分けたり、伸縮式の吸着ハタキで高所の掃除、フロアモップ、ガラス用ワイパーとちり取りで液体汚れの除去などなど、100円ショップでも購入できる用具もあるので、アイデアしだいで使えるものはたくさんあります。

掃除をラクにするポイントは、身近なところに掃除用具を置くことで、掃除作業しやすい環境を作ることです。

*「掃除がラクになる法則:作業しやすい環境を作る



ペットと掃除の基本の用具

小物類はカゴなどに入れてペットのそばに置いておくと、気がついたときにさっと掃除できる!

最低限、1〜6までは小物入れて常備すると掃除予防になります。


① 軍手。手のひらゴム付きはカーペットに絡んだ抜け毛を集めるのに、普通の軍手は家具や家電などの拭き掃除にも便利。

*詳しくは、「100均グッズでペットの抜け毛掃除の実験」を参照してください。


② 粘着テープ(通称:コロコロ)


③ マイクロファーバータオル、メラミンスポンジはガンコな汚れも落とせる


④ ハケ&ミニちり取。ほこりや毛を集める、汚れを落とす時に


⑤ 不要のプラスチック製カード又はヘラ(かさ高汚れ除去に使用)


⑥ 消臭剤(分解型)+ 空間消臭の場合(エアロゾルタイプ・芳香型)


⑦ ぞうきん&靴ブラシ。半分に折り、丸めておこう。

【詳しくは「カーペットのシミ抜」参照】


⑧ スプレーボトル2本(食器用中性洗剤を薄めたもの・すすぎ用の水)


⑨ ハタキ類(吸着&伸縮タイプ)高所の抜け毛・ホコリ掃除に


⑩ 掃除機&床用掃除ワイパー(ウエットor ドライ)

*用具の詳しい使い方は、各ページの作業方法に出てきます。




(5) 使える洗剤・消臭剤を把握!

基本的には、洗剤を使用しない方が良いです。

マイクロファイバータオルやメラミンスポンジなど、洗剤を使用しなくても除去力のある用具を使う方が望ましいです。

しかし必要な場合、身近にあるお勧め洗剤は、食器用中性洗剤などをうすめたもの(スプレーに詰め替えると便利)が良いと思います。

強力な洗剤を使用するよりも、掃除対象となる素材やペットに優しいとも言えます。

基本的に洗剤を使う場所や用途によって異なりますが、洗剤の性質として「洗浄時の温度が10℃上がれば汚れは2倍速く落ちる!(通常40度前後のお湯を使うとよいでしょう)」と言われており、使用する前にお湯を張った洗面器などにスプレーを入れておくのも1つの裏技です。

*詳しくは、「住まいの健康★掃除マニュアル(掃除方法)洗剤の上手な使い方」を参照してください。


また、消臭剤なども天然成分のもので、化学薬品を使用していないものが良いでしょう。

植木照夫の掃除学研究所

掃除学研究所は、植木照夫により発案された、掃除理論の集約的公式「掃除の方程式(うえきの方程式)」と「掃除がラクになる法則(うえきの法則)」を基に、幅広く関連知識をまとめた新しい学問の研究サイトです。